「お客様本位の業務運営」について

「お客様本位の業務運営」について

イーストスプリング・インベストメンツ株式会社(以下「当社」といいます。)は、英国プルーデンシャルグループのアジアにおける資産運用部門の日本拠点として、様々な資産運用サービスを日本のお客様に提供しております。

当社は、グループの行動規範「クライアントファースト」、「誠実」、「チームワーク」、「高品質のサービス、商品の提供」、「尊重」、「責任」を掲げ、その規範に沿った業務運営を目指しております。
リンク:イーストスプリング・インベストメンツ株式会社の行動規範(コアバリュー)

しかし今般当社は、2015年に発生した事案について、金融庁より「投資信託の受益者のために忠実に投資運用業を行っていない」として、2020年4月3日に行政処分を受けました。当社は今回の処分の内容を真摯に受け止め、深く反省するとともに、再発防止及び業務運営の改善を行っております。その一環として2017年6月に定めた当社の「お客様本位の業務運営」に関する方針についても社内全体での見直しを実施し、新たに5つの方針として整理しました。

当社は、投資信託や投資一任契約を通じて、お客様の長期的に安定した資産形成に貢献するために、全役職員一丸となって「お客様本位」の意識の更なる徹底および定着に取り組んでまいります。

方針1-誠実・公正・忠実な業務運営を目指す企業文化の醸成

私たちは、運用会社として持つべき高い職業倫理を保ち、お客様に誠実・公正・忠実に業務を行い、お客様にとって最善の利益を追求します。そして、お客様に誠実・公正・忠実な業務運営を当社の企業文化として定着させます。

アクションプラン
  1. 経営陣から、お客様本位の業務運営の意義とその重要性を、様々な機をとらえて全役職員に働きかけます。
  2. 各種研修を通じて、お客様本位の業務運営の基礎となる、高い倫理観を持つことを徹底します。
  3. イーストスプリング・グループを含め、社内の積極的なコミュニケーションを促し、部門を超えて協力することで課題の解決を図るよう努めます。
  4. 疑義がある際は話し合い、多様な意見にも耳を傾ける風通しの良い環境づくりに努めます。

方針2-お客様の長期的な資産形成に貢献するための運用商品の提供と運用リスク管理の徹底

当社は、資産運用のプロフェッショナルとして、高度な専門性と豊富な知見を活用し、お客様の長期的な資産形成に貢献するための運用商品を提供してまいります。また、お客様からお預かりした資産に関する運用リスク管理と適切なモニタリングを通じて、運用商品の品質の維持と向上に努めます。

アクションプラン
  1. 効率的かつ安定的な商品を長期的にお客様に提供するために、既存の運用商品の商品性や品質を継続的にチェックし、改善の可能性を追求します。
  2. 販売会社が当社の提供する運用商品を提案する際には、最終受益者であるお客様の資産状況や投資目的(又はお客様の資産運用ニーズ)を十分に把握し、適切な運用商品の提案を行うよう販売会社に要請します。また、機関投資家のお客様に対しても、お客様の投資方針や資産運用ニーズを十分に把握した上で、適切な運用戦略の提案を行います。
  3. 新商品開発については、営業部門と商品、運用、管理部門の緊密な連携の上、お客様にとって最善の利益に結びつくよう検討し、当社グループ内外の運用会社より、優れた運用戦略を厳選して提供致します。
  4. 既存の運用商品に関しては、日々の運用リスク管理を徹底し、運用委託先の適切なモニタリングを実施することによって、お客様から委託された資産の管理強化に努めます。
  5. 責任ある投資家として企業との対話や議決権行使などのスチュワードシップ活動を通じて投資先企業の価値向上や持続的成長を促すことにより、お客様の長期的な投資リターンの向上を目指します。その実現のために日本版スチュワードシップ・コードの受け入れを表明しており、当社における取組方針の実施状況の自己評価を公表します。

方針3-重要事項の適切な開示と付加価値の高いサービスや情報の提供

当社は、お客様に、当社の運用する商品や戦略を正しく理解していただけるよう、重要な事項に関する適切な開示に努めます。また当社や当社の提供する商品や戦略への理解を深めていただけるよう、お客様のニーズに合わせた、より付加価値の高いサービスや情報の提供を目指します。

アクションプラン
  1. 信託報酬等のお客様が負担される費用、ファンドや戦略のリスクなどの重要な事項について、適切な開示に努めます。
  2. お客様の投資判断に影響する、ファンドや戦略のパフォーマンス、経済指標や市況等についてのレポート等も、適宜開示してまいります。
  3. お客様にご覧いただく資料について、お客様の目線に立って作成し、わかりやすさや見やすさを追求します。
  4. 営業活動、セミナーやお問い合わせ等を通して、お客様のご意見・ご要望に耳を傾け、いただいた内容は社内で共有し、正確かつ迅速なご対応に努めます。
  5. ファンドや戦略の運用状況および市場見通しに関する社内勉強会など、定期的な情報共有の機会を設け、お客様にご提供する情報や資料の質の向上に努めます。

方針4-お客様利益の優先と利益相反管理

当社は、お客様の利益を優先し、お客様の利益を害することがないよう業務を遂行します。そのため、利益相反管理に係る基本原則を定め、利益相反の可能性のある事例の特定やその対処方法などを明確にし、「利益相反管理規程」を定期的に見直すなどして、実効性のある、適切な管理体制を構築していきます。

アクションプラン
  1. 利益相反管理の実効性を高めるため、利益相反に関する社内ワークショップに全部署が参加し、業務における利益相反事例を潜在的なものも含め特定し、各事例の管理方法を定め、当社における利益相反事例集の見直しを行います。
  2. 利益相反管理に関し、従来の社内研修に加え、外部有識者による研修も実施し、全役職員の利益相反管理に対する意識向上を図ります。
  3. 新商品開発においては、投資信託のその他費用を含めたお客様のトータルのコスト負担について検証するほか、お客様の投資目的にふさわしいと思える運用戦略・運用会社を選定する商品開発プロセスを徹底します。
  4. 社内で⾃主点検チームを組織し、当社が設定する全ての投資信託を対象として、過去⼀定期間に発生したカストディ費⽤を含む「その他費⽤」の契約及び計上に関し、利益相反等の事例がなかったか、⾃主点検を実施します。

方針5-適切なガバナンス体制

当社は、お客様本位の業務運営を行うため、投資運用業に係る意思決定プロセスを明確にし、適切なガバナンス体制を整備します。

アクションプラン
  1. コンプライアンス・マニュアル、利益相反管理規程を始めとする社内規程について必要な改訂を行うこと等により、法令等遵守及び内部管理に係る方針・社内体制を整備します。
  2. 投資信託に係る意思決定(投資判断を除く)の妥当性に関し、社外有識者等を含むメンバーからなるファンド・ガバナンス委員会を新設し、利益相反の観点も踏まえ、包括的に検証を行う体制を構築します。
  3. 投資信託の運用に係るお客様のコスト負担のうち、カストディ費⽤を含む「その他費⽤」の契約及び計上について、事前チェックの強化や、上記ファンド・ガバナンス委員会による事後検証の導入など、透明性の高い管理体制を構築します。