2002年以降、米国小型株のパフォーマンスは各国・地域の株式指数を相対的に上回っています。
米国小型株の銘柄には国内景気の恩恵を受けやすい企業が多く、国内事業比率が相対的に高いという特徴があります。今後米国経済が内需を中心として堅調と想定される
局面において、大型株よりも高い成長が期待されます。
当ファンドの株式等は、当社グループの米国運用拠点、ピーピーエム アメリカ インク(以下「PPMA」)が、ボトムアップ・アプローチに基づく伝統的なバリュー投
資スタイルによる運用を行います。投資対象ユニバース約1,500銘柄を、スクリーニングおよび徹底した個別銘柄調査により約45-55銘柄程度まで絞り込み、厳選した
比較的少数の銘柄に投資します。
PPMAは、当ファンドの類似運用戦略「米国小型株バリュー戦略」* において20年以上の運用実績を有し、同戦略のパフォーマンスは、中長期的に米国の代表的な株価
指数を大きく上回っています。
PPMAは、イーストスプリング・インベストメンツ・グループが所属する英国プルーデンシャル社(以下「最終親会社」)*1 が米国にて展開する資産運用会社です。1990年にシカゴで設立し、資産運用額は約 1,113億米ドル(約12兆円)*2 におよび、約120名の運用プロフェッショナルが運用業務にあたっています。生命保険や年金等の運用に高い実績を持つ同社は、株式運用に関してもバリュー投資のスタイルで高い評価を受けており、米国小型株式の運用戦略においても、1994年3月以来、良好な実績を残してきました。
*1 イーストスプリング・インベストメンツおよび最終親会社は、主に米国で事業を展開しているプルデンシャル・ファイナンシャル社とは関係がありません。
*2 1米ドル=113.0円で換算(2017年12月末時点)。PPMファイナンス・インク(コマーシャル・モーゲージ・ローン、不動産投資などの証券化されていない資産を運用する系列会社)の資産を含みます。
2018年5月末現在
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし |
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※為替ヘッジを行うコースでも、為替変動の影響を完全に排除できるものではありません。
また、為替ヘッジにはヘッジコストがかかる場合があります。
一般的に、利上げが行われる時期は、景気の拡大局面に当たり、企業の業績も拡大傾向にあるため、株価も上昇傾向にあります。2004年5月以降の米国における利上げ局面では、米国株は上昇しましたが、中でも小型株は大型株を上回るパフォーマンスとなりました。2015年11月以降の利上げ局面でも、米国株は上昇基調となっていますが、足元までの状況を見ると、やはり小型株が大型株を上回っています。米国景気が良好で利上げが行われている時期は、国内景気による恩恵を受けやすい小型株にはより優位な傾向があると考えられます。
中小型株の企業は一般的に大型株の企業に比べて国内における売上比率が高いため、海外事業展開による税制上のメリットを受けにくく、実効税率が相対的に高くなる傾向にあります。こうした状況から、法人税の減税が行われた場合には、中小型株の企業がより減税の恩恵を受けることが期待されています。
一般的に、小型株のPER(株価収益率)* は大型株よりも高い傾向があります。企業収益を示す指標の一つであるEPS(一株あたり利益)を見ると、小型株の予想EPS成長率は大型株を上回って推移しています。高い利益成長への期待から、PERも小型株の方が、大型株よりも高くなっていると考えられます。
*PER(株価収益率):株価と企業の収益を比較することによって株式の割安・割高度合を判断する際に利用される尺度。一般的にはPERが高いことは割高と考えられますが、一方でそれだけ将来の株価上昇への期待が高いとも言えます。